鬼怒川訪問のすゝめ 其の弐
こんばんは。mackleです。
其の壱から時間が経ってしまいました。
記憶が薄れないうちに其の弐を書きあげていきます。
記憶をなくした愚か者たちの2日目からですね。
お付き合い下さい。
起床後、記憶と部屋の惨状に動揺しつつ、私達は釣り堀へと向かう。
沖縄県民の私にとって初めての川釣り。期待に胸を膨らませ、いざ一投目!!瞬殺で釣れた。なんとも呆気ないデビューである。ここの釣り堀では1人4匹まで釣れるということなのだが、私はたった3投で3匹釣れてしまう。最早ヌルゲーである。そんな釣り堀に物足りなさを感じた私であったが、隣のアニキはそんなことないようだ。
なんと、1匹も連れていないのである。周りを見渡しても、ここまで苦戦している人は居ない。何度も何度も餌をつけ、糸を垂らす。そんな努力も虚しく魚は釣れてくれない。諸行無常とはこのことである。そんなこんなで、糸と竿を絡め竿を使用不能にして彼の釣りは終わってしまった。
そんな姿を目の当たりにした私は、4匹目を早々と釣り上げ彼に竿を貸す。しかしそれでも、釣れず。最終的に私の分の竿も糸を絡め使用不能。極めつけは竿2本と糸同士をさらに絡め合わせたのである。最早、釣りよりも難しい芸当だ。釣り竿を返却した際の、歴戦のおじいでさえ絡みを直す事を諦めた顔は何とも切なかった。
ちなみにこの釣り堀は、釣った魚を焼いてくれて食べれるのである。また、ホテル内の施設なのですぐ横には、いくつか風呂も用意されている。と言っても風呂利用は別料金だが… (泊まってる宿とは別です。)
そしてなんやかんや、私が釣った魚を焼いてもらうのを待ちつつ、ホテル内を散策する。すると何だ!魅力的な看板がある。『混浴露天風呂』とりあえず、様子を見てみようということで露天風呂へと進む。だが、現実は時として残酷だ。人っ子一人居ない。それはそうだ。そう自分を納得させた刹那。バッシャーン!!水しぶきの音が響き渡る。するとどうだ、アニキが服のまま飛び込んでいるのである。理解が追いつかない。何故そんなことをするのか?そう尋ねると彼はこう言う。「腹いせ。」
そう、これは釣りで1匹も釣れなかった男の八つ当たりである。そん愚か者でも温泉は万人を等しく癒してくれる。温泉を見ながら川を眺める。そんな非日常が彼の心を癒してくれたようだ。ご満悦である。
そして、写真の通り温泉を満喫し、気分が良くなった彼の一言はこうだ。「魚いらなくね?」そんな衝撃的な一言だったが、図らずも私も感じていた。勝手なイメージだが、川魚って臭そうだなとは思っていた。
そんなこんなで身勝手な馬鹿二人は釣った魚の焼きを無理やりキャンセルして次へと向かうのだった…
追伸
其の弐で終わる予定でしたが、釣りが思ったよりも長くなったため其の参で完結編とします。
まだ、鬼怒川BIG3の内の2人でてないんで何とか書き上げます。