spicks&specks

怠惰で平凡な日常

4度目の衝撃。

相も変わらず敦賀から発信します。

皆さんこんばんは。

皆さん今日は、何の日かお分かりですか?

そうです。敦賀フォースインパクトの日です。

またしても起こってしまった、悲劇。

そんな本日起こった出来事を綴ります。

 

先日、お話した使徒A以上に狂った使徒B(同期)

まずは、奴の今までの悪行を知らなければなりません。

しばし奴の人となりが分かる過去の出来事をお伝えします。

使徒Bこいつとの出会いは、もう1年も前になる。

最初は学習院大学卒の真面目な子というのが第一印象だった。しかし時が経つにつれ、それが間違いだったという事に気付かされました。

まず初めに、研修中私の横に座っていた奴は毎日、毎コマ、横でウトウトし始めるのです。(まぁこの時点で社会人として失格ですが…)その後の行動がさらに驚きです。GATSBYのボディペーパーでまぶた周りを擦り始めたのです。そう!フェイスペーパーでなくボディペーパーで!!

薫るシトラス、苦悶に歪む奴の表情、それが私の研修中の日常風景と化していました。まぁ、正直異様な光景ですが、何とか起きようとする奴の努力だといえば何とか飲み込める光景でした。しかし、ここで起きれるのなら使徒とは呼びません。そうです!これを経てなお奴の意識は現を離れるのです。流石に私もこのままでは良くないと思い、奴に「睡眠時間増やしたら?コーヒーとか飲んで身体の中から起きれるようにしたら?」と、提案しました。「あぁ、なんて優しいのだ私は。」と自己満足に浸っていた私を一瞬で凍らせた彼の回答はこうでした。

「朝は遅刻するのが怖いから5時過ぎに起きてる。

毎日コーヒー飲むよりボディペーパーの方がコスパがいい。」

皆さんはこれが理解できますか?私には一切理解が出来ませんでした。それと同時に私の脳はオーバーヒート。冷めた頭で考えても、これが未知の世界なのか?つまりは宇宙なのか?はたまたこいつはtohjiで「誰も見た事ない景色だけを見てる」のか?この程度の思考にしか至りませんでした。

そして、時が流れ数々の事件を経て、その全貌が明らかになってきます。

※長くなってしまったので箇条書きでお許しください

episode Ⅰ

食費を削りすぎて貧血で倒れる。具体的には1週間3000円の食費で過ごし、夕飯は7円もやしが唯一の具の同じく7円の焼きそば。(計14円)

episode Ⅱ

昼ごはんに焼きそばだけでは栄養が偏るからと、リンゴ1個をマルかじり。(昼飯はリンゴ1個のみ)

episode Ⅲ

流石にリンゴだけは飽きたのかミカンも食べ始める。(しかし、週末に一括で買い物する為、木金曜日のミカンは腐りかけ)

episode Ⅳ

冬場に汗をあまりかかないからと、シャンプーを怠り異臭を放つ。(本人曰く2日に1回はシャンプーしてた)

 

皆さん見えてきたでしょうか?やつの実態がわかってきましたか??そうです!そうなんです!奴は宇宙でもなく、tohjiでもなくただただケチな人間だったということです!!!!これ以外にも様々なepisodeがありますが今回は割愛させていただきます。まぁ、ここまではただケチなだけで、よくある小さいコミニュティの身内ネタだったのかもしれません。

 

 

しかし、本日のフォースインパクトにて所内全てに彼の異様な実態が晒されることになるのです。

また、回想になり申し訳ありませんが、事件の始まりは数週間前に遡ります。数週間前から奴は週に1.2度所内の売店「割り箸をくれないか?」と現れました。流石ここは敦賀で田舎のオバチャンです。もちろん気は優しく最初は割り箸を恵んでくれていました。しかし、それが毎週のように続き、更に売店で今まで一度も商品を購入せず、お金を落としていない人間には流石のオバチャンも苦言を呈します。「売店で何も買わないのなら割り箸はあげれない。」と。これは当然の結果で、今までよく恵んでくれていたなと言う感想が一般的ですよね。しかし、奴はこのままでは引き下がりません。「じゃあ、コーヒーに付けるマドラーを2つくれないか?」そう返すのです。オバチャンもさぞ慄いたことでしょう。それでも勇敢に「マドラーもあげれない。」と断ったのです。その背景にはきっと、世の中そんなに都合よくないぞ。というオバチャンなりの教示であり、若人とオバチャンの優しくもあり、厳しくもあり、どこか懐かしい人情噺だったのかもしれません。事実は小説よりも奇なり。その言葉どおりに事態は急変します。奴はなんと!ゴミ箱を漁り割り箸を持っていったのです。戦慄。この平和な日本にそんな言葉が似合う場面があるとは思いませんでした。

ここまでが先週の話です。正直、私は最初このepisodeは流石に嘘だろと思っていました。この割り箸乞食の噂は1人歩きした後、都市伝説となるだろうと予想していました。しかし、本日!!遂にこのことが事実とされ様々な人の目に晒されたのです。その概要は、売店で割り箸を貰えなくなった乞食は、食堂のプラ製のお箸を勝手に拝借し、事務所で食事を終えた後こっそり食堂に返却していたのです!!!この異変に気づいた食堂のスッフに咎められる姿を目撃され、この乞食の実態が所内の人々に伝わってしまったのです。そして、午後課長に呼び出されて帰ってきた彼の背中は小さくなっていました。

 

 

これは、一般的な物乞いの人とは状況が全く異なります

ここまで人としての尊厳を自ら放棄し、実利(といえるのか?)に走る愚か者を私は今まで見た子がありませんでした。失われた20年と呼ばれた時代に生まれた怪物とでも言いましょうか。果たしてこの怪物を生んだのは日本の政治なのか、家庭環境なのかは知る由もありません。ただ、自由民権運動板垣退助大正デモクラシー美濃部達吉、更には戦時の英霊達もこの怪物が産んだ現代日本を憂いて、草葉の陰から泣いているのではないでしょうか。

この、敦賀フォースインパクトへの感想、ご意見期待しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき。

人としての尊厳を捨てるなら、なんで生きてるんだろうね?って思うよ。

それらが欲しい人がいて、今アメリカではあんな事起こってるのに、それを自ら捨てに行くって…どうなのよ?

まぁ、こんなアホらしい事も当たり前に人の尊厳が認められる日本人だから起こる事なのかもね。